第2回福山胎児超音波研究会をご案内致します。

代表挨拶

ごあいさつ

この度、「福山胎児超音波研究会」を設立させていただきました。

福山市は広島県東部に位置しており、岡山県備中地域に接する、備後地域の中核都市です。その医療圏で年間約4,500人出生しますが、一方で新生児の先天性疾患、中でも心臓病については医療圏内で手術が出来ないため、主に岡山県域の施設への搬送を要します。ですので、出生前、胎児期に児の疾患を超音波で見つけて診断しておくことが重要な地域性があります。

そのため、本研究会は、福山市を中心とした地域の胎児超音波診療レベルの向上を目的としまして、産婦人科医、小児科医、および臨床検査技師、看護師、助産師など医療関係者が集いながら知識を得る機会として開催いたします。結果として、胎児の疾患を早期発見すること、それによる胎児の生命予後の改善、および妊婦・ご家族の支援につなげることで地域医療連携に貢献したいと考えております。

 皆様の温かいご支援とご協力を、心よりお願い申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします。

2024年6月吉日
福山胎児超音波研究会
代表幹事 河津 由紀子(福山市民病院 小児科)
副代表幹事 早田 桂(福山市民病院 産婦人科)
副代表幹事 大平 安希子(岡山大学 周産期医療学講座)

代表幹事
河津 由紀子
小児循環器専門医として長らく大阪で先天性心疾患児の診療をしてきました。なかでも胎児期に心臓病を診断し、引き続き出生後そして遠隔期まで診療してきた経験を、地元福山でも役立てたいと思っております。

副代表幹事
早田 桂
産婦人科医として母児の安全を最優先に考え、日々の診療に取り組んでおります。本研究会と通じて、胎児超音波技術の普及と質の向上に努めたいと考えています。

副代表幹事
大平 安希子
岡山大学で周産期分野を専門に従事しており、週に一度福山市で胎児超音波業務を行っています。福山胎児超音波研究会を通じて、自身の知識をさらに深めるとともに、地域医療の向上に貢献していきたいと思います。